“すみがま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炭竈66.7%
炭窯16.7%
炭釜16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶴生つりう(福島県西白河郡西郷村大字)の奥なる高助たかすけと云ふ所の山にては炭竈すみがまに宿する者、時としては鬼魅きみの怪を聴くことあり。其怪を伐木坊きりきぼう又は小豆磨あずきとぎと謂ふ。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いつか父親がスワを抱いて炭窯すみがまの番をしながら語ってくれたが、それは、三郎と八郎というきこりの兄弟があって、弟の八郎が或る日、谷川でやまべというさかなを取って家へ持って来たが
魚服記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「木へるせ吊るせ。なあに証拠だなんてまだ挙がってるはずはない。こいつ一人片付ければもう大丈夫だ。樺花かばはな炭釜すみがまに入れちまへ。」
税務署長の冒険 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)