“すのまたがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墨俣川33.3%
墨股河33.3%
洲俣川33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平知盛たいらのとももり清経きよつねの二将が、ものものしく押し下ったが、頼朝の軍に出遭うと、ひとたまりもなく、墨俣川すのまたがわにやぶられて、散走乱離さんそうらんりに、味方の統制すらつかない状態であるという沙汰も
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「京へ、鎌倉の兵を入れるな。尾張美濃の境、墨股河すのまたがわせ下って、義経に、鎌倉討伐の第一せんを放たすがよい」
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この戦いで、敵の土岐頼遠は負傷し、桃井直常は、さんざんになって、洲俣川すのまたがわを逃げ渡った。奏功は、充分だったのである。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)