“じょうるい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
城塁57.1%
情涙42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきに、信雄と協定した城塁じょうるい破毀はき、領土の分割のほか、徳川方には、現状以外の変更は追求しない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人まえでおひらきになる風はない。宮はそれをたもとに入れたまま、執行を相手にしばらくは雑談だった。——それも、多くは兵事であった。山門はいまや堅固な城塁じょうるいと何の変りもなかったのである。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らにも本来の情涙じょうるいはあったのだ。また親があり情婦があり子がありいろんなきずなもあったのだ。それへの何かに触れるいとうたとについ真情が流れ出てしまったものだろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)