“じょうそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上疏57.1%
上訴28.6%
城鼠14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕府は老中罷免ひめんに対する反抗の意志を上疏じょうその手段に表白したばかりでなく、その鋒先ほこさきを「永々ながなが在京、事務にも通じた」というところの慶喜に向けた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
良正の上訴じょうそ文を携帯して、中央の府に訴え出で、太政官だいじょうかん下文くだしぶみを賜って、征伐いたすしかないと思いきめておりまする
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前々代からの城鼠じょうそが、影をひそめたと見えても、作用は決して止んでいない。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)