“じやりみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂利道50.0%
砂利路50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベシーは提灯ちやうちんを持つてゐた。その光りが濡れた階段と、近頃の雪解けでびしよぬれになつた砂利道じやりみちとを照してゐた。冬の朝は、ひどく寒かつた。
寢室の格子戸を見上げることもらない! ドアが開きはしないかと耳をそばだてる必要もない——鋪石の上に砂利道じやりみちに足音がしはしないかと想像することも! 芝生しばふも庭も踏みにじられ、荒れ果て
私たちは、廣い、水のはねる、濡れた砂利道じやりみちをのぼつていつた。さうして、玄關を這入つた。それから、召使ひは、廊下を通りぬけて、煖爐のある室へ案内した。さうして、私をひとり殘して去つた。
花もなければ花壇もなく、たゞ廣い砂利路じやりみちが草地を圍んでゐるばかりで而もこれが重苦しい森の氣分の中にあるのであつた。家は正面に二つのとがつた破風はふうがあり、窓は格子やうで狹かつた。