“じゃしゅうもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
邪宗門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何かと言うと、去年、尾張城の書庫の整理の際に、邪宗門じゃしゅうもんにかかわるものすべてを焼いた中に、偶然、かれの目についた、一通の古書。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
邪宗門じゃしゅうもんころび家旨改帳かしかいちょうなんてのが此処の県立図書館に残っている。切支丹禁制時代の書類だの踏絵ふみえだのが沢山あるから調べるなら寄って見ようか
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
が、それはどうもちと無法なようじゃ。成程あの摩利信乃法師は邪宗門じゃしゅうもんを拡めては歩いて居ようが、そのほかには何一つ罪らしい罪も犯して居らぬ。さればあの沙門を殺すのは、云わば無辜むこ
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この一団は人里をはなれたかかる山奥に来て、幕府がきびしく禁じている邪宗門じゃしゅうもん祈祷いのりを奉じているらしく想像されます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)