“じまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
自前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人してあすこへ落着きましょうよ、そうして、わたしは自前じまえ暢気のんきにこの商売をしますから、あなた兄さんになって頂戴——これだけ資本もとでがあれば、立派に自前で通して
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「それにしても、えらいよ。ねんがあけたら少し自前じまえで稼いで、残せるだけ残すんだね。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そして今じゃあ、言わば自前じまえになったって訳さ。己はイングランドの時には九百ポンドめ、フリントのところでは二千ポンド貯めた。これぁ平水夫にしちゃあ悪かあねえだろ。