“じかたまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
地方町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉さんというのは地方町じかたまちの小学校時代の友達で、理髪師とこやをしている山谷通さんやどおりの親爺おやじの店で、これまで長吉の髪をかってくれた若衆わかいしゅである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あらゆる記憶の数々が電光のようにひらめく。最初地方町じかたまちの小学校へ行く頃は毎日のように喧嘩けんかして遊んだ。やがてはみんなから近所の板塀いたべいや土蔵の壁に相々傘あいあいがさをかかれてはやされた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)