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しんちゅうこじり
ふりがな文庫
“しんちゅうこじり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
真鍮鐺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真鍮鐺
(逆引き)
不平を尖らせて来た返辞の代りに、源六、いきなり
真鍮鐺
(
しんちゅうこじり
)
の木刀を、ガン! と権次の脳天へくらわせて
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ダ、ダ、ダ、ダッ、と橋板を荒くふみ鳴らして、うしろへ
蹌
(
よろ
)
けて行ったかと思うと、
真鍮鐺
(
しんちゅうこじり
)
を
抛
(
ほう
)
り飛ばして、
腸
(
はらわた
)
をつかみ出すように引っこ抜いた刃渡りの鋭い
匕首
(
あいくち
)
。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中でも手強い源六という
仲間
(
ちゅうげん
)
、
真鍮鐺
(
しんちゅうこじり
)
を背なかへ廻してお蝶の袖を自分の腕へからめてしまう。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いかさま
博奕
(
ばくち
)
の
立番
(
たちばん
)
までやって、トドのつまりが阿波くんだりまで食いつめて、
真鍮鐺
(
しんちゅうこじり
)
に
梵天帯
(
ぼんてんおび
)
が、
性
(
しょう
)
に合っているとみえて、今じゃすっかりおとなしくなっているつもりですが
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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