“しろはぶたえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
白羽二重100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
程もなく三越みつこしから大きな箱が届きました。「何だろう」と思って開けましたら、燃立つような緋縮緬ひぢりめん白羽二重しろはぶたえの裏、綿わたをふくらかに入れた袖無しです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
襖の蔭から半身が見える、白羽二重しろはぶたえ紗綾形しゃあやがた、下には色めいた着流し。お絹は莞爾にっことしてこっちを見ながら
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そんなら羽織の胴裏どううらにでも描いてもらいましょうと、楢屋の主人は早速白羽二重しろはぶたえを取寄せて頼んだ。