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しるけ
ふりがな文庫
“しるけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
汁気
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汁気
(逆引き)
あの肥大な虫の
汁気
(
しるけ
)
という汁気はことごとく吸い尽くされなめ尽くされて、ただ一つまみの
灰殻
(
はいがら
)
のようなものしか残っていなかった。ただあの堅い
褐色
(
かっしょく
)
の口ばしだけはそのままの形をとどめていた。
簔虫と蜘蛛
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
汁気
(
しるけ
)
のあるものをことごとく
乾鮭
(
からさけ
)
にするつもりで吹く。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
後者の人々は、味のよい和音、
汁気
(
しるけ
)
の多い連結、滋養分に富んだ和声、などばかりを問題にしたがっていた。あたかも菓子屋の
噂
(
うわさ
)
をでもするように、音楽のことを話していた。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
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