“しよどく”の漢字の書き方と例文
語句割合
書牘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは朽木くちき三助と云ふ人の書牘しよどくを得た。朽木氏は備後国深安郡ふかやすごほり加茂村粟根あはねの人で、書は今年丁巳一月十三日の裁する所であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
臼田才佐は茶山書牘しよどく中の備前人である。備前人で臼田氏だとすると、畏斎ゐさいの子孫ではなからうか。当時畏斎が歿した百十五年の後であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
以上長四尺ばかりの半紙の巻紙に書いた書牘しよどくの全文である。蠧蝕としよくの処が少しあるが、幸に文字を損ずること甚しきに至つてゐない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)