“しょうゆだる”の漢字の書き方と例文
語句割合
醤油樽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醤油樽しょうゆだる、炭俵、下駄箱、上げ板、薪、雑多な木屑きくず等有ると有るものが浮いている。どろりとした汚い悪水おすいが、身動きもせず、ひしひしと家一ぱいに這入っている。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
と思うまもなく、醤油樽しょうゆだるほどある機械人間ロボットの首がぬっと窓からはいって来た。そしてするすると阿弥陀堂の中へとびこんだ。ああ、あいつだ。例の、怪しい機械人間だ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
背丈がずんぐりなので醤油樽しょうゆだるか何かでも詰めこんでいるかのような恰好かっこうして、おせいは、下宿の子持の女中につれられて、三丁目附近へ産衣うぶぎの小ぎれを買いに出て行った。
死児を産む (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)