“しょうしせんばん”の漢字の書き方と例文
語句割合
笑止千万100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
笑止千万しょうしせんばんなのは、カンカン寅だ。あの古い建物を壮平爺さんの手から買いとったとよろこんでいるだろうが、九万円の液体黄金えきたいおうごんの無くなったことは夢にも知らないのだ。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうおっしゃって下さいといったまま、逃げるように行ってしまった恰好かっこうが、笑止千万しょうしせんばんであった
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あの道誉が、いまさら前非を悔いたなどとは、笑止千万しょうしせんばん。なんで真顔に耳がせましょうか」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)