“しゅんでい”の漢字の書き方と例文
語句割合
春泥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春泥しゅんでいに映りすぎたる小提灯こぢょうちん
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そのうちの一つの名では小説家でさえもあった。佐川春泥しゅんでいという犯罪小説家は、その世の常ならぬ奇怪な題材によって、二、三年まえから読み物界でひっぱりだこの流行児になっていた。
影男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
怪奇を探り、犯罪を利用するゆすりを本業とする影男が、世の中の裏の裏を探検した体験により、佐川春泥しゅんでいという筆名で犯罪小説を発表し、大いに人気を得ていることはすでにしるした。
影男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)