“しゅみだん”の漢字の書き方と例文
語句割合
須弥壇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
須弥壇しゅみだんの左右に立っている二本ずつの太い円柱は、中央の高い天井をささえながら、堂内の空気の一切の動揺を押えている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
また足を踏み締めて、やっと須弥壇しゅみだんの方へ行くと、幸いなことに百匁蝋燭ひゃくめろうそくのつけ残りが真鍮しんちゅうの高い燭台に残っていたから
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
須弥壇しゅみだんへ駈け上ると大日如来が転覆ひっくりかえる。お位牌はばた/\落ちて参る。がら/\どんと云う騒ぎ。庄吉は無闇に本堂の縁の下へ這込みます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)