“しゅつぎょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
出御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『あの牢屋ろうやの中で靴下をつくろったという女王は、この上なくきらびやかな儀式や出御しゅつぎょの時よりも、かえってその瞬間の方が、真の女王らしく見えたに相違ない』
陛下が御玄関へ出御しゅつぎょあって御覧の出来る所、すなわち正門内よりほかあるまいということになった。
さらに主上におかせられては、庶民訴訟出来の時、下情かじょうかみに達せざるあらば、公平裁断を欠くものあらんと、記録所を置かれて出御しゅつぎょましまし、直きに訴えを聞こしめす。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)