“しゃれけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
洒落気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少くとも大隈重信の法螺は、百科辞典の範疇をでないのに対して、法螺丸の法螺はたしかに百科辞典を超越した一種の洒落気しゃれけと魔力とを兼ね備えている。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ふくらっぱぎの白いところを臆面なく空中に向って展開しているような、洒落気しゃれけ満々たる女があろうとは思われないし、また、先刻の大きなわしにしてからが
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いや僕も悪い。悪かった。僕にも洒落気しゃれけはあるよ。そりゃ僕も充分認める。認めるには認めるが、僕がなぜ今度この洋服を作ったか、その訳を君は知るまい」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)