“しゃにむに”の漢字の書き方と例文
語句割合
遮二無二100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
押し通すまでのことだ。間違うたにもせよ、そこ此処に、二百余りの兵はある。遮二無二しゃにむに、かねての手筈をたがえず事を運んでくれい
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遮二無二しゃにむに、木蓮の枝にしがみついて、木のたわむのも、枝の折れるのも頓着なく、凧を引っぱずしにかかるものだから、神尾主膳が
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
許生員は、はっとなったが、とうとう我慢がならず、みるみる眉をひきつらすと、むちをふりあげ遮二無二しゃにむに小僧をおっかけた。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)