“しもざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下座94.7%
下坐5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから残りのいま一側の炉端が、下座しもざ・下郎座または木尻きじりである。嫁は木尻筋からもらえという諺などもあって、一段と身分の低いものの坐席である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
と云うので驚いて廻り縁から奥の座敷へ通し、茶煙草盆を出し、政七も出て参り下座しもざに坐り、慇懃いんぎんに両手を突き
下坐しもざについて、母を拝す秀吉の姿は、さながらこの老母がいまもって口癖にいう「あの子」そのものであった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)