“しみょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
四明100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、その大兵力に、自信をとりもどしたほどであり、四明しみょうみね、大岳、西坂本、ひがし坂本、要路要路、目に入るかぎりはすべて自陣の旗だった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四明しみょうたけ樹氷じゅひょう、湖水をぐ北風。叡山東坂本の行宮あんぐうは、寒烈、そんな一語ではつくせない。言語に絶する寒さだった。また敗報に次ぐ敗報のうえに
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)