“しばのりつざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
柴野栗山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時儒学の宗たる柴野栗山しばのりつざんに到底及ばざるを知って儒者を断念して戯作の群に投じたのであると語ったのを小耳に挟んで青年の私にはなした老婦人があった。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
徳川時代の儒者、柴野栗山しばのりつざんが河に臨んだ小亭の位置を好んで、その邊の自然を樂しんだ跡と聞く。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
通称ははじめ玄庵げんあんといったが、家督の年の十一月十五日に四世道陸と改めた。儒学は柴野栗山しばのりつざん、医術は依田松純よだしょうじゅんの門人で、著述には『容安室文稿ようあんしつぶんこう』、『定所詩集』、『定所雑録』等がある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)