“しつし”の漢字の書き方と例文
語句割合
疾視100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客を送り出でて満枝の内に入来いりきたれば、ベッドの上に貫一の居丈高ゐたけだかに起直りて、痩尽やせすがれたるこぶしを握りつつ、咄々とつとつ、言はで忍びし無念に堪へずして、ひと疾視しつしひとみこらすに会へり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)