“しだれやなぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枝垂柳77.8%
垂柳11.1%
糸垂柳11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枝垂柳しだれやなぎもほんのり青みが見えるようになった。彼岸桜ひがんざくらの咲くとか咲かぬという事が話の問題になる頃は、都でも田舎いなかでも、人の心の最も浮き立つ季節である。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
その他舟を繋がんとする岸には垂柳しだれやなぎを移し植え、山に新道を開けば路の曲がりには、小家を立て多くは若干の樹を栽える。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
殊に川端ではあるし日本でいう糸垂柳しだれやなぎのごときものもずっと茂って居りますし、桃の樹なども随分その間にある。殊に桃の花の開く時分は余程美しい。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)