“したやおかちまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
下谷御徒町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、下谷御徒町したやおかちまち青石横町あおいしよこちょうに住む、お坊主頭ぼうずがしら自宅うちなんかには、各大名の羽織が何百枚となく、きちんと箪笥に整理されていたもので、まるで羽織専門の古着屋の観
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
井田は父と子で、下谷御徒町したやおかちまちで町医をやっているし、ほかに嘱託で通勤する町医が三人から五人くらいあった。
去年の秋、礼奉公も済んだので、今年は暖簾のれんを分けてもらうことにきまっていたという。この五月に、下谷御徒町したやおかちまちへ店を出したが、それには実家から多額な補助があった、ということであった。
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)