“したうつむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下俯50.0%
下俯向50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し振り仰いで顔を映すとほおのこけたのがさほどに目立たないけれども、あごを引いて下俯したうつむきになると、口と耳との間には縦に大きなみぞのようなくぼみができて
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
お志万は下俯向したうつむき、前垂まえだれをぎりぎりと噛んで、二三度うなずいてみせる。その白い襟元の美しさに烏啼は目をやって、貫一の奴はどこかに欠陥があるのかなと思った。