“ししゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
子爵91.7%
紙錫8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この町は、子爵ししゃくほう前田家まえだけの旧城下町であって、その頃の小学校は旧藩主のもとの屋敷をそのまま使ったものであった。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
それにもかかわらず、この室にどこからか赤外線を当て、それを赤外線の活動写真に撮影したのだった。そして人物は子爵ししゃく夫人黒河内京子と青年潮十吉!
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
薇香堂なるものの中に畳山じょうざんの木像あり。木像の前に紙錫ししゃく、硝子張の燈籠など、他は只満堂の塵埃のみ。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)