“しげまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重松50.0%
繁松50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芸妓になるがいいか、与力衆の重松しげまつ左次兵衛様のお世話になるのがいいか、それくらいなこたあ、比較くらべてみたって、分りそうなもんだが
治郎吉格子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——旦那、もし、重松しげまつ様。うたた寝をなすっちゃ困るじゃございませんか。ここはもう新町じゃございませんぜ。夜が更けますから仁吉も、お暇をいたします」
治郎吉格子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹逕の歿した時、家に遺ったのは養父漁村のしょう某氏と竹逕の子女おのおの一人いちにんとである。嗣子繁松しげまつは文久二年生で、家を継いだ時七歳になっていた。竹逕が歿してからは、保は島田篁村こうそんを漢学の師と仰いだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)