“しおい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潮入60.0%
汐入40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はしばらく月のうつった池の上を眺めていた。池は海草かいそうの流れているのを見ると、潮入しおいりになっているらしかった。そのうちに僕はすぐ目の前にさざ波のきらきら立っているのを見つけた。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その時は深川の油堀というところにいたが、庭に汐入しおいりの池があって、夏は毎日毎日池にばかり入っていた。
枝川や、汐入しおいりの池の鮒は、秋の末の出水でみづと共に、どん/″\大川の深みに下ツて仕舞ふです。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)