汐入しおい)” の例文
その時は深川の油堀というところにいたが、庭に汐入しおいりの池があって、夏は毎日毎日池にばかり入っていた。
枝川や、汐入しおいりの池の鮒は、秋の末の出水でみづと共に、どん/″\大川の深みに下ツて仕舞ふです。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)