“さんじょくねつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
産褥熱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
獣医はどうも産褥熱さんじょくねつらしいと言う。よく命にかかわることもある病気で、それも特にいい乳牛に多い。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
織田家は北境の守りにしばらく安堵あんどを保った。けれど、その嫁君は、信勝を生むと産褥熱さんじょくねつで死んだ。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちに丁度今から二十年ぜんの事……品夫の母親が、品夫を生み落したまま産褥熱さんじょくねつで死ぬと間もなく、甥の当九郎が又、何の理由も無しに、叔父の源次郎氏と私の養父ちちへ宛てて
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)