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さであみ
ふりがな文庫
“さであみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
叉手網
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叉手網
(逆引き)
ともかくも運命の環は急加速度で縮まって行って、いよいよ
矢頃
(
やごろ
)
はよしという瞬間に、要太の突き出した
叉手網
(
さであみ
)
はほとんど水平に
空
(
くう
)
を切って飛んで行く。
鴫突き
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そのうちにふと見ると、どこかの宿屋の印半纏を着た男が小さい
叉手網
(
さであみ
)
を持って、川のなかの岩から岩へと渡りあるきながら、なにか
魚
(
さかな
)
をすくっているらしいのです。
鰻に呪われた男
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
気が向くと、
年長
(
としかさ
)
なのを
率
(
つ
)
れて、山狩、川狩。自分で
梳
(
す
)
いた小鳥網から
叉手網
(
さであみ
)
投網、
河鰺網
(
かじかあみ
)
でも押板でも、其道の道具は皆揃つてゐたもの。鮎の時節が来れば、日に四十から五十位まで掛ける。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
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