“さだもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
定元50.0%
定基50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮屋かりや造りの小屋の、坪庭へはいり、縁側へあがると、茂庭周防が待っていた。周防定元さだもとは甲斐より三つ若い、背丈も甲斐より少し低いが、肉づきはよく、躯はたくましい。
ことに寂心が僧となっての二三年はあたかも大江定基さだもとが三河守になっていた時である。定基は大江斉光なりみつの子で、斉光は参議左大弁正三位さたいべんしょうさんみまでに至った人で、贈従二位大江維時これときの子であった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)