“さだつぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
定次100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、伊賀、伊勢の住人で、平家の家人だった者が寄り集り、肥後守定能さだよし伯父おじ平田ひらたの入道定次さだつぐを大将として、近江国に討って出た。
三世のころ、上杉顕定あきさだに仕えて上州小宿こしゅくへ移ったが、八世の又七郎定次さだつぐのとき馬庭へ土着し、ここから百姓剣法が始まるのである。今は二十四代である。
筒井つつい入道定次さだつぐの所領であったものを、家康が没取して、これを藤堂とうどう高虎に与え、その藤堂藩は、昨年、入部してから、上野城を改築し、年貢ねんぐの改租やら治水やら国境の充実やら
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)