“さだすけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
貞助100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親類外の人々が、戦死した報を聞いても、そうビクビクしていなかった母たちは、貞助さだすけが、ウチジニしてからは、足許あしもと亀裂ひびが入ったように、何時いつもキョトキョトしていた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
それから十日とおかばかりして、叔母は私のうちに同居した。私の親類では外に、従弟いとこ貞助さだすけと、三人が出征した。センチ(戦地という言葉をこの頃覚えた)から、時折グンジユウビンが来た。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)