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さこん
ふりがな文庫
“さこん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
左近
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左近
(逆引き)
夏川
左近
(
さこん
)
は久方ぶりで上京のついで古本あさりに神田へでた。そのときふと思いだしたのは
大竜
(
だいりゅう
)
出版社のことだ。終戦後の数年間、左近は密輸船に乗りこんでいた。
左近の怒り
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
藝者が歸つてから、客をほうつて置いて、左近の部屋へ行き、
左近
(
さこん
)
と二人で今まで眠つてゐたこと。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
これが
左近
(
さこん
)
の桜、
右近
(
うこん
)
の
橘
(
たちばな
)
と、見て行くに従って、そこに、樟脳の匂いと一緒に、何とも古めかしく、物懐しい気持が漂って、昔物のきめの
濃
(
こま
)
やかな人形の肌が、いつとなく
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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