“さくない”の漢字の書き方と例文
語句割合
柵内100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番兵につかみ出さる で翌朝六時に食事を終えてじきに猟宮かりみやに出掛けて行きまして、まず番兵の居らぬ所から柵内さくないに入りましたが
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
自身、出迎えて、柵内さくないの接官亭にしょうじ、つぶさに秦明の口から、こんどの事件の表裏やら、また秦明自身の境遇の一変をも、聞いたのだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
停車場の柵内さくないには町長だの兵事係りだの学校生徒だの親類友だちだのが集まって、汽車の出るたびごとに万歳を歓呼かんこしてその行をさかんにした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)