“さくづけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
作付100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旱魃かんばつの際には、とにかく作物の枯れないぐらいの雨は降らせることができますから、いままで水が来なくなって作付さくづけしなかった沼ばたけも、ことしは心配せずに植え付けてください。
グスコーブドリの伝記 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
例えば春さき雪がなかなか融けないために作付さくづけが遅れるとか、寒国地方で水田の水温が低いために冷害の厄をこうむるとかいうような問題は、もちろん天候に起因しているのであるが、機巧きこうを見れば
硝子を破る者 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)