“さがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相良82.1%
相楽10.7%
佐柄3.6%
裟竭3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これへ、秋月寂心の兵数千も味方にさんじ、日和見ひよりみだった深堀、龍造寺、相良さがら、杉、富光とみみつなどの小武族も、ぞくぞく陣へとうじて来る。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南山城の相楽さがら郡といえばほとんど山ばかりの村である。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
これと三人、落ち行く先は九州佐柄さがらを逆に、博多はかたへ出て、広島、岡山、大阪と探ねてきた。
相馬の仇討 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
洗浴ゆあみ衣服もて身を養う、身相触れて陰陽を成す、寿命一劫あるいはそれ以下なり、裟竭さがら、難陀等十六竜王のみ金翅鳥に啖われずとある。