“さかだる”の漢字の書き方と例文
語句割合
酒樽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面に盛切もっきりの台が拭きこんであって、真白な塩がパイスケに山盛りになって、二ツ三ツの酒樽さかだると横に角樽つのだるが飾ってある店だ。
私と同じ年頃なのに、私はいつも古い酒樽さかだるの上に腰をかけているきりで、彼女達は、私を見ても一言も声を掛けてはくれない。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
酒屋では、酒樽さかだるがずらりとならんでゐる、うす暗い酒蔵の中へ案内された。一足はいると、むつと酒のにほひが迫つて来た。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)