“ごんじろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
権二郎50.0%
権次郎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんだえそんな妙な顔をして、おらだよ、山崎屋の権二郎ごんじろうだよ、忘れたのかい」男は片手をふところから出した
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
飛脚屋の権二郎ごんじろうが酒のうえの喧嘩けんかで人を斬り、ろうへはいって一年ばかりするうちに牢死したということ、友助夫婦が梶平のあと押しで、本所のほうへ小さな材木屋を始めたこと
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
霜月はじめの或る日、向うの飛脚屋の店にいる権二郎ごんじろうという若者が、買い物に出たおせんのあとを追って来て手紙を渡した。「杉田屋にいた庄さんから頼まれてね」と、彼はにやにやしながら云った。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
太夫元たゆうもと権次郎ごんじろう、竹乗りの倉松くらまつ囃子方はやしかた喜助きすけ、それに女が二三人、朝といっても、かなりが高くなっているのに、思い切って自堕落なふうを、ズラリと裏木戸に並べたものです。