“ごみごみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
埃々50.0%
混々25.0%
芥々25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何だか埃々ごみごみしてるじゃありませんか、お正月が来るってのに、これじゃしようがないわ。私はまた、自分の損得にかかわらず、見るとうっちゃっておけないという性分だから……。もういつからかここが気にかかってしようがなかったの。」といろいろな雑物ぞうもの
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
本郷の混々ごみごみした所から此辺に来ると、何故か落ちついた気がする。二三年前の五月頃、漱石の墓にお参りした事もあったが……。
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
今まで心の澄み透る様な中に居たのが急に蒸しっぽい芥々ごみごみした所に出て、気味の悪い息を胸一杯に吸って仕舞ったので、何かに酔いでもした様な気持になった蕙子は
お久美さんと其の周囲 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)