“ごへえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
五兵衛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「第十、いなむらの火。これは、ただごとでないと、つぶやきながら、五兵衛ごへえは家からきた……」
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
植木屋は雑司ぞうしから来る五兵衛ごへえという腰のまがったじじいであったが、竜子が丁度高等女学校へ進もうという前の年松の霜よけをしに来た時、徴兵から戻って来た亀蔵かめぞうというせがれを連れて来て
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
伝右衛門でんえもん五兵衛ごへえ、正助、みんな五十に近い者ばかりでござります」