“ごうほうらいらく”の漢字の書き方と例文
語句割合
豪放磊落100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酔態淋漓すいたいりんり、然し人前で女にれなかったそうであるから私より大いに立派で、私はその点だらしがなくて全く面目ないのだが、私は然し酒間に豪放磊落ごうほうらいらくだったという父を妙に好まない。
石の思い (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
一体毛沼博士は、外科の教授に在勝ありがち豪放磊落ごうほうらいらくな所があって、酒豪ではあるし、講義もキビキビしていて、五十二歳とは思えない元気溌剌げんきはつらつたる人で、小事には拘泥しないという性質たちだった。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
あの豪放磊落ごうほうらいらくな男がしおれ返って、自分の前に頭を下げているではないか。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)