“こんねん”の漢字の書き方と例文
語句割合
今年100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年こんねんの参府のお土産はそれにしようと、勝手にひとりぎめして、紐差ひもさし山裾やますそに、さっさと鋳造所をこしらえてしまった。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
去年の今日こんにちは江城に烏帽子えぼしの緒をしめ、今年こんねんの今日は島原に甲の緒をしむる。誠に移り変れる世のならひ早々打立候。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
今年こんねんは多少様子もわかり、且つは幾分考ふる所もあり、こゝ一番と努力せしこととて今後非常の天変などのない限りは多少の収益が見られることと思ふ。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)