“こわき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小脇62.6%
小腋35.2%
小側1.1%
小傍1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金縁きんぶち眼鏡の紳士林檎柿など山の如く盛りたる皿を小脇こわきにかゝへて「分捕々々ぶんどり/\」と駆けて来たまふなど、ポンチの材料も少からず。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
ここに、ちょっと注意しなければならぬことは、今まで気がつかなかったが、竜之助はその左の小腋こわきに、物を抱え込んでいることです。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私はその大きな本を小側こわきに抱え、胸の中に矛盾した困惑した感情を持ちながらホテルに帰って来たのです。
制止の警官が来ると無頼漢ならずもの風の男はそれを小傍こわきへ呼んで
悪人の娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)