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こめつが
ふりがな文庫
“こめつが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
米栂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米栂
(逆引き)
三人には勿体ない位の広さだ。そして私の為には、特に
米栂
(
こめつが
)
の細い枝先を五寸余りも積み重ねて、其上に天幕を敷き、さあ旦那の座敷が出来たにと、懐手して感心している私を招じ入れる。
鹿の印象
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
頂上から二十分
許
(
ばか
)
り黒木の中を北に進むと、尾根が痩せて大きな岩が露出し、木は拗けて丈が
矮
(
ひく
)
くなり、黒檜、
米栂
(
こめつが
)
、
米躑躅
(
こめつつじ
)
などが多い。大菩薩連嶺中で最も異彩を放っている場所である。
初旅の大菩薩連嶺
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
岩頭に立って甲州側を
瞰下
(
みお
)
ろすと、足早に駆け下りて行く霧の絶間から大きな岩が幾つか
顕
(
あらわ
)
れたり消えたりして、
米栂
(
こめつが
)
などの灌木状の針葉樹が岩の肌にべっとりと緑をなすり付けているのが
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
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