“こまく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼓膜98.1%
皷膜1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は母に叱られながら、ぽたぽたしずくを垂らして、三人と共に宿に帰った。どどんどどんという波の音が、帰り道じゅう自分の鼓膜こまくに響いた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それにあとで検事たちも気がついたことだが、気圧がかなり低かった、係官のなかには、鼓膜こまくがへんになって、頭を振っている者もあった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
やま皷膜こまくにひゞくかな
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)