“こほうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
古法帖50.0%
小法帖50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらした古法帖こほうじょうの上に大きな馬蠅うまばえが飛んで来たので、老人は立って追いながら、「あやまちを改むるにはばかることなかれ。若い時の事はどうもいたし方がない。人間の善悪はむしろ晩節にあるのだよ。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「——見たところ、血で書いたような文字が、小法帖こほうじょう鳴門水図なるとすいずのあきへべた一面に書いてあったが、てんで、読みようのない文言もんごん、何が何の意味やら分らねえんだ」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)