“こなおしろい”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
粉白粉	87.5%
紛白粉	12.5%

粉白粉

いいわけしながら、思い出したように粉白粉（こなおしろい）をはたくこともあった。以前は見せたことのない態度だった。

妻の座 (新字新仮名) ／ 壺井栄(著)

鏡台の引出しには「菊童（きくどう）」という、さらりとした薄い粉白粉（こなおしろい）と、しょうえんじがお皿に入れてあった。

旧聞日本橋：03 蕎麦屋の利久 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)

紛白粉

一升（ビドン）五法（フラン）のオオ・ド・コロオニュだの、マルセーユできのコティの紛白粉（こなおしろい）だの、……これは内証の話なんですが、ま、そういった商売上手（じょうず）なんでして、わたくしに、ぜひ一度店を見に来て

ノンシャラン道中記：01 八人の小悪魔 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)